Posted by 著者ブログ | Posted in 訳者苦労話 | 投稿日: 2013年06月20日
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さる6月17日(月)にコトラー・カンファレンス2013
「マーケティングの未来:成熟市場下で日本企業がとるべき8つの方法」
が開催されました。
そこで、コトラー先生が「顧客オーナー」について言及されたそうですが
「顧客オーナー」とは『OQ:オーナーシップ指数』でサッサー先生らが
提示した概念です。
『なぜ満』とあわせて、ご一読ください。
訳者一同
Posted by 著者ブログ | Posted in 訳者苦労話 | 投稿日: 2010年05月23日
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GW後半に風邪をひいてしまいまして、それがものすごーーく長引きました。
生まれてこのかた10日間以上も風邪をひいていたのは初めてかも。
同世代の友人・知人が今年の風邪は長引くよといっていたのですが
そのとーーりになってしまいました。
驚くべきことに、土曜日に一日学会発表を聞いていたら咳き込み始めました。
単なる「慢性的研究拒否反応症候群」かもしれないけど(笑)。
さて、翻訳をする際に問題になるのが、どれくらい訳出するかです。
その昔数年かけて手がけた専門書(『消費者関与』)の翻訳は、
読者は研究者ですから原著に忠実にをモットーにしていておりましたし、
基本的には訳文から原文が浮かび上がるような忠実な訳(たんなる直訳かと(笑))が
いいと思っていました。
しかしながら、編集者の方から、今回はビジネス書でターゲットが違うから、
読みやすさ優先=意訳の方がよいという指摘をうけて、
そうかと反省し(たはずだけど(笑))、自分の担当箇所も思い切って入れ替えて、
全体を何度も読み返しました。(5回以上通し読みしたかも(笑)。)
しかし、本日ついたアマゾンの書評によれば、まだまだだったようです。
校正担当者(=私)の力量不足でした。
でも、アマゾンで書評を投稿して指摘してくださった「浪速のドラマー」さん
ありがとうございました。コメントはとても勉強になります。
読みにくかったのがどこか分からないのが残念ですが、
増刷されて改訂版がだせるようならば修正しますのでお楽しみに。
この場を借りてお礼申し上げます。
川又啓子
Posted by 著者ブログ | Posted in 訳者苦労話 | 投稿日: 2010年04月09日
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いよいよ本日『OQ オーナーシップ指数』が刊行されます。去年の7月から始まった翻訳プロジェクトですが、半年間の苦労話をちょっとだけご紹介します。
まず、なんといっても”Ownership”をどう訳出するかが議論になりました。書名になるような本書の鍵概念ですから、どう訳出するかは最も重要な作業です。「訳者まえがき」には、要約だけが書かれていますが、次のような議論がありました。
- アメリカの会社は、会社は株主のものと考えているので、アニュアルレポートには”your company”と書くため、「我が社」とはいわないらしい。だから”ownership”という言葉にインパクトがあるのかもね。
- だったら、日本の従業員は、もともと「我が社意識」が強いから「所有者意識」といっても、インパクトないんじゃないの。
- 確かに、日本の実務家からすると、従業員の「オーナー感」についてはあまり目新しい概念ではないかもわかりません。
- 「マイカンパニー」とか「マイブランド」みたいな感じで、「マイカンパニー指数」はどうだろう。
などなど。原題は”The Ownership Quotient”ですから、「指数(Quotient)」をひっつけると・・・
- 「我が社意識指数」
- 「愛社精神指数」
- 「おらが会社指数」
- 「当事者意識指数」
前作では直球で「所有者意識」が使われていたのですが、「満足」や「ロイヤルティ」の上をいく概念として「オーナーシップ」を普及させたいという気持ちもありましたので、本書では「オーナーシップ」をカタカナにして用いることにしました。
さて、みなさんはどのようにお感じでしょうか。
04月09日(OQの日) 川又啓子