相場の長い歴史の中では、数え切れないほど多くの惨敗者と、わずかな数だが成功者がいる。 その差はいったいどこにあるのか。 激動の時代を生きた『最後の相場師』の技術を伝授する。
第1部:相場技術論 相場はやさしいか/自己責任だから/必勝法?/他 第2部:いろいろな本と意見 神も仏もない世界/変動の周期/マーケットの教祖たち/他 第3部:玉の入れ方論 出来高は指標になるか/変動要因について/やりかた/他 第4部:自己責任の社会 感覚の積み重ね/個人の力量が必要/仕事として/他 第5部:成功の基礎 結果は簡単/自分を偽れない/努力と成功/他
はじめに この本は「相場技術論」の立場から書かれた実践論であり、上達法である。 相場の歴史は長い。そして数え切れないほどの敗残者を生むと同時に少数の成功者がいる。相場の教科書は山ほどあるが、そのほとんどはいわゆる評論家によって書かれたもので、理論的な抽象論であり、指数や指標による分析が主になって、いわゆる予測法である。 しかし、現実に売買してみると予測は外れてばかりで、こんなはずではなかったと悔やむが後の祭り。 また、すぐにでも儲かる秘法というのもやってみると儲からない。 ほとんどに共通するのは、努力の方法と上達の方法が抜けているのだ。 それを書くのは難しいが、なんとか理解できるように説明したのがこの本である。 読者が明日の勝者になることを祈る。 2008年5月 林 輝太郎
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