モチベーションの維持、時間管理について、誰でも簡単にできる方法を実例を挙げて解説。「モチベーションが落ちたときの処方箋」など、即実行できる内容を盛り込んだ。 頑張りすぎる、力みすぎるなど、必死になればなるほど良い結果から見離される……燃え尽きてしまう。仕事がつまらない、ノルマがきつい、未来が描けない……と嘆き続ける前に覚えておきたい処方箋を紹介。
第1章 自分の棚卸しをしてみよう 第2章 ビジョンと目標 第3章 社内の「嫌な奴」への処方箋 第4章 それでもモチベーションが落ちてしまったら 第5章 高橋流・時間管理術
はじめに この本は「モチベーションの維持」と「時間管理」という二つのメインのアイデアを「寝かせて」書いた本なのです。 モチベーションの維持が困難な理由の一つに燃え尽きてしまうということがあります。全てに頑張りすぎる、力みすぎるというものです。必死になればなるほど、アイデアが出ない、いい結果が生まれない、という逆の現象が起きるのです。全く理不尽なものです。 しかし、こんなときはアイデアをほったらかして、雑事に身をゆだね、美味しいものをいただき、雑談を交わしているうちに、だんだんとアイデアに肉が付き、骨格が生まれるのです。 あるとき、「どうしたらモチベーションが維持できますか」という質問を受けたのですが、その答えの一つは、頑張りすぎないこと、そして、あえて手をつけないことがモチベーションを維持するコツなのです。 本書では、私は実際に実行しているモチベーションの維持、そして時間管理について誰でも簡単にできる方法について書きました。「目標設定」「使命をみつける」そして「モチベーションが落ちたときの処方箋」など、即実践できる内容を書いたつもりです。 かく言う私もこの本を書きながら大いにモチベーションが落ちたときもありました。そんな時は、あえて筆を執らず、しばらく放っておいたのです。そうすると全く関係のない会話や知的経験から刺激を受け、モチベーションが上がり、かつ維持ができたのです。そして書き上げることができたのです。 どうぞ皆さん、これから意識と時間の不思議な旅に出てみてください。ノルマに追い立てられる営業職、悩み噴出の経営者、仕事が単調でつまらないと考えている人、未来が描けずに不安な人――世の全ての人に送りたい本なのです。 2008年6月 高橋 幸輝
株式会社インシィンク代表取締役。南原晃・元日銀理事をエグゼクティブ・ディレクターに迎え、企業の人材育成に邁進。日本経済調査会「需要創出を検討する会」委員。医療システム研究会、「マニュフェストと民主主義を考える会」委員。
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