本書は、京都で450年間続く友禅染め着物の製造卸「千總(ちそう)」の経営陣に直接取材し、日本のみならず、世界の企業の中でも稀な、450年以上という長い年月にわたって、その企業がどのようにして継続し、度重なる危機を乗り越え、生き延びてきたのか、ということに焦点を当てた。革新の連続が千總ブランドを作り上げた。その事業継続の秘密を探りだそうとした著である。
1.サントリーの伊右衛門サロンが千總に出店した理由 2.450年以上前、千總はどのように始まったのか 3.友禅染めの複雑な工程と職人集団 4.きもの市場の落ち込みと問題点 5.逆境、苦境をどのように越えてきたか 6.平成のコラボレーション 7.450年間で初の小売進出 8.デザインへの執念 9.フレームワークによる千總の分析
長沢伸也…早稲田大学大学院商学研究科教授。 石川雅一…?グレース専務取締役。MBA。元NHK記者報道カメラマン。
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