全国の百貨店の店舗展開(マーチャンダイジング、売場構成など)について、評価できる点、課題とされる点を明確化した。広報的な雑誌記事にあるような賛美ばかりでなく、課題は課題としてコメント。その評価視点としては、マーケティングの競争戦略のフレームワークを用い、各地で展開される百貨店競争と、その中での各社の競争対応を分析した。店舗分析や今後の方向性には、できるだけ図やフレームを多用して分かりやすくした。その分析や戦略のフレームワークは、事例として取り上げた企業だけでなく、同じような課題を持つ百貨店にも適用できるように工夫した。各社の新しい百貨店店舗づくりの参考にしてほしい。
第I部 百貨店の基本を理解する(第1章 百貨店の基本理解/第2章 百貨店の経営/第3章 百貨店の店舗戦略) 第II部 百貨店の競争を見る(第4章 大都市での百貨店の競争/第5章 地方百貨店のサバイバル競争) 第III部 これからの百貨店のあり方を考える(第6章 百貨店の機能と業態価値/第7章 百貨店MDの再考/第8章 百貨店接客の再考) 第IV部 新百貨店モデルと店舗戦略(第9章 新百貨店モデル/第10章 新百貨店モデルで変わる店舗戦略)
宮副謙司:青山学院大学大学院教授。経済学博士。 内海里香:文化ファッション大学院大学講師。
Copyright © 2007 Doyukan. All Rights Reserved.