服部栄養専門学校の講師である筆者が、調理師を目指す卵たちに質問してみた。“将来自分のお店を持ちたいと考えている学生はいるか?”と。すると、クラスのほぼ全員が挙手したのである。独立となれば、まずメニュー開発、店舗物件の発見、銀行との融資の交渉、食材仕入れ先との交渉、人材の育成、納税など調理以外の知識と能力が要求される。しかし、調理師養成の教育業界に、経営知識を教えなければならないという認識は希薄である。そこで、大手飲食店で店舗開発を経験した筆者が、飲食店開業&経営のマニュアル書をまとめ、新規開業志望者が取るべき手続きをていねいに解説した。プロが教える開業と経営のノウハウが満載! これ1冊で飲食店のすべてが学べる!
第1章 養成施設で学ぶ調理師のための飲食店経営知識の必要性 第2章 飲食店の歴史 ―江戸・明治・昭和― 第3章 成長の止まった成熟社会 ―新しい時代の飲食店― 第4章 飲食店マーケティング ―顧客志向に立脚した経営― 第5章 飲食店経営の基本原則「QSCA」 第6章 飲食店の立地 ―立地診断の基礎知識― 第7章 飲食店のデザイン、建築、店舗構造とレイアウト 第8章 メニュー開発と調理 第9章 従業員の教育訓練 第10章 飲食店の販売促進 第11章 飲食店経営の数値管理(1) 第12章 飲食店経営の数値管理(2) 第13章 飲食店の事業計画 第14章 経営知識を身につけた新しい時代の調理師 最終章 「食育」特別講座 ―服部幸應インタビュー―
日本フードサービスブレイン代表。経営コンサルタント。服部栄養専門学校講師。桜美林大学講師。主な著書:『幸せレストラン 農家レストラン』『フードビジネス成功ノート』『飲食店経営数字がわかる本』(同友館)他
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