今日、IBMやアクセンチュアなど、大手コンサルティングファームの国際展開は当たり前のこととなっている。しかし進出先のクライアントに提供するサービスについては、本国のスキームをそのまま適用するか、或いは現地の実情に合わせて柔軟に対応するか等、それぞれ異なっている。本書は、知識資本移転という経営学的観点から、主要コンサルティングファームの国際展開事例を詳細に分析し、その特性や傾向を探り、その類型化を試みた先駆的的な研究書である。 多国籍企業学会学会賞「入江猪太郎賞」受賞。
第1章 先行研究のレビュー:研究課題の提示 第2章 経営コンサルティング産業の進化の系譜 第3章 経営知識の概念とグローバル化 第4章 経営コンサルティング・ファームのグローバルな競争優位 第5章 実証的考察の方法論 第6章 記述統計量による分析 第7章 協働メカニズムについての分析 第8章 比較事例研究:ヘイ日本法人とマーサー日本法人 第9章 事例研究:ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ 第10章 事例研究:カタリナ マーケティング ジャパン
兵庫県立大学経営学部准教授。
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