大学は就職予備校ではない。だが、日本では大学を出たらそのまま何かしらの職業に就くことが通常である。 就職活動を本格的に始める大学3年生から、「自分のやりたい仕事」について初めて考えるのでは遅い。大学に入った時点で目の前のことだけでなく、数年後の自分の姿(社会人になった自分)をイメージし、行動していく必要があるだろう。 本書で、就業に対し、「なぜ職に就かなければならないのか?」「何のために働くのか?」という根本的な動機づけを明確にし、学生自身が理解・納得したうえで、自分の適性に合う職業選択ができるようにする。 ゼミ、授業、サークルやアルバイトで身につけるべき能力、進路情報の収集方法など、大学生活で得られるものを挙げ、その培ったものを就職活動だけでなく、社会人になった後でも活かせるように導く。 生涯現役社会にイキイキと活躍できる若者を輩出するための教科書。
1章 現代の社会ー変化する社会と職業・生活ー 2章 社会生活と職業 3章 大学生活で習得する能力 4章 進路選択と職業 5章 職業の選択と進路決定 6章 職業生活と職業能力 7章 キャリア開発への取組み
梶原豊:高千穂大学名誉教授・経営学博士。(著書)『ミドル・マネジメント読本』(同友館)他、多数。 三宅章介:東海学園大学教授。中部学院大学、名古屋大学、信州大学非常勤講師。(著書)『就職活動をはじめる前に読む本』(北大路書房)、『21世紀の進路指導事典 』(ブレーン出版)。 田中聖華:松蔭大学教授。
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