本書は、20世紀末、凋落著しかった法政大学を、卓越したリーダーシップと関係者の危機感をバネに甦らせた「改革の過程」を描いた物語である。なかでも、その改革の立役者である経営学の大家、清成忠男の総長時代にスポットを当てる。
第1章 草創期の法政大学と改革 第2章 戦後復興と大内兵衛総長 第3章 拡大路線の反動 第4章 募る危機感 第5章 改革の機は熟す 第6章 「クレージー」といわれた改革 第7章 新学部設立による教学改革 第8章 ボアソナード・タワー建設と市ケ谷再開発 第9章 改革競争 第10章 改革のヴィジョンと構想力
1971年愛媛県生まれ。法政大学大学院経営学専攻企業家養成コース修了(MBA)。現在、法政大学大学院政策創造研究科博士課程在学中。事業構想大学院大学事務局長。著書『就職活動から一人前の組織人まで』(2010年、同友館、上西充子・川喜多喬等との共著)、『キーワードで読む経営学』(2007年、同友館、坂本光司・西浦道明等との共著)
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