これからの企業に求められる「売れるしくみづくり」=「マーケティング」に向けて何が必要か。グローバルとローカルがせめぎ合う時代の日本らしさを問い、解となりうるアイデアを示す。
第1章 文化視点の商品・サービス開発 第1節 商品・サービス開発の仮説モデル 第2節 文化を創造した企業事例 第2章 日本文化に関わる先行研究 第3章 固有文化と日本企業の戦略 第1節 日本的経営の特性と課題 第2節 日本企業の組織体質 第3節 日本的サービスの提供 第4章 日本的美意識と和の思想 第1節 デザインと日本的美意識 第2節 ポストモダンと和の思想 第5章 日本文化を活かすマーケティングに向けて
1967年神奈川県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業、慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了、専修大学大学院商学研究科博士課程修了。博士(商学)。 日本交通公社(JTB)を経て、学校法人慶應義塾で長年にわたり大学行政のマネジメントに従事。非営利組織における経営戦略の立案を数多く手がける。現在、嘉悦大学大学院ビジネス創造研究科教授。 専門分野は、マーケティング戦略論、消費者行動論。特に感情を考慮した心理学的なアプローチや文化論的なアプローチを研究の中心としている。 主著書:『感情マーケティングの理論と戦略』(専修大学出版局、2008年)、『中小企業が市場社会を変える―中小企業研究の社会論的転換』(共編著、同友館、2014年)、『サービス化社会のマーケティング構想』(編著、創成社、2015年末刊行)など。
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