アベノミクスによる金融緩和で円安と株高を引き起こし、大企業や富裕者層は多いに利益を拡大している。一方中小企業はどうか? 円安による物価高は原材料価格を引き上げ、労働者には消費増税とあいまって実質賃金を切り下げている。そのような状況で中小企業はどのように生き残ればいいのか、事例をもとに解説する。
第1章 独立中小企業への経営戦略 第2章 人間尊重経営を 第3章 労使連携で中小企業問題の打破を 第4章 中小企業が社会を変える
1944年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業、東京都立大学大学院社会科学研究科修士課程修了。専修大学商学部教授などを経て、現在、嘉悦大学ビジネス創造学部学部長・教授。博士(経済学)。主な業績:『複眼的中小企業論〜中小企業は発展性と問題性の統一物〜』(同友館、2012年)、『中小企業政策』(日本経済評論社、2006年)、「温州産業の原蓄過程:情報による「下から」の資本制化と企業の階層分解」(三田学会雑誌96巻4号、2004年)、『中小企業政策の総括と提言』(同友館、1997年)、『中小企業が市場社会を変える』(共編著、同友館、2014年)、『21世紀中小企業論第3版』(共著、有斐閣、2013年)
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