従来の小売業研究において、研究対象として置き去りにしている感のある小売業独自のマーケティング・マネジメントの研究を、アトモスフィア理論を用いて展開する。そのために、小売業研究、小売業経営研究、マーケティング研究の視点から小売のマーケティング研究を横断的に整理する。また、小売マーケティングの中心である売り場周りのオペレーション・マーケティングの成果をあげるために、企業と顧客の接触空間の触媒(catalyst)として、アトモスフィアをとり上げ小売・サービス経営への適用についてまでを提示した。
序章 本書の背景・意義・構成 第1章 小売業のマーケティング研究の変遷から見た小売マーケティング・マネジメント研究の必要性 第2章 小売業のマーケティング・マネジメントの概念整理とMCサークルによる体系化 第3章 MCサークルにおけるオペレーション・マーケティングの重要性と展開 第4章 小売オペレーション・マーケティングを統合する触媒としてのアトモスフィア 第5章 MCサークルに沿ったアトモスフェリック・マーケティングの展開 結章 本書のまとめと小売マーケティングの課題
1947年三重県生まれ (株)マネジメントコア前田 代表取締役、中小企業診断士 明治大学大学院商学研究科博士後期課程修了、博士(商学) 千葉商科大学大学院 客員教授(商学研究科) 明治大学リバティ・アカデミー講師 中小企業大学校客員講師 著書:『中心市街地商店街の活路』ぎょうせい、『超商店街づくりの新しいノウハウ』ぎょうせい、『専門店新時代の発想』同友館など。 論文:小売マーケティング、消費者購買行動、ファッション・マーチャンダイジング、アトモスフェリック・マーケティング、商店街と地域資源など。
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