アートゾーンデザイン

地域価値創造戦略

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著者名 原田保 板倉宏昭 佐藤茂幸 編著 判型 A5判 頁数 408 定価 4,180円 （本体3,800円＋税） ISBN 9784496052071 第1刷 2016年07月31日 ツイート

この本の内容

アートによる地域デザインのモデルとしてアート中核型地域デザインモデルへの期待とアートが経済に及ぼす影響について整理する。またアートに対する国の文化政策、国際的な芸術祭りによる地域活性化、アートの直接的雇用効果について紹介する。

この本の目次

プロローグ　アートによる地域価値創造の実現に向けて
第1部　理論編
第1章　アートの地域デザインに対する有効性の検証
第2章　アートによる地域デザイン理論の発展過程
第3章　アートによる地域価値創造戦略の理論フレーム
第2部　事例編(1)　アートゾーンデザインによる大都市創造
第4章　「ヴェネツィア」のアートゾーンデザイン 〜海の都市のコンテクスト
第5章　「フィレンツェ」のアートゾーンデザイン〜ルネサンス都市の歴史的コンテクスト
第6章　「ラスベガス」のアートゾーンデザイン〜カジノとエンタテイメントのコンテクスト
第7章　「バルセロナ」のアートゾーンデザイン〜モデルニスモ建築が彩る街並み
第8章　「東京」のアートゾーンデザイン〜空とカオスからアート都市TOKYOのコンテクスト
第3部　事例編(2)　アートゾーンデザインによる地方創生
第9章　「小布施」のアートゾーンデザイン〜北斎が遺した寛ぎのコンテクスト
第10章　「直島」のアートゾーンデザイン〜島民と来島者をつなぐ現代アートのコンテクスト
第11章　「境港」のアートゾーンデザイン〜妖怪アニメアートの価値創造
第12章　「神山」のアートゾーンデザイン〜アーティスト・イン・レジデンスからワーク・イン・レジデンスへ
第13章　「尾道」のアートゾーンデザイン〜時間と空間の価値創造
第14章　「米沢」のアートゾーンデザイン〜アートプロジェクトと藩政改革のコンテクスト
第4部　事例編(3)　イベントによるアートゾーン
第15章　音楽イベントを活用したアートゾーンデザイン〜脱代理店型の音楽中心のフェスティバル
第16章　アートフェスティバルを活用したアートゾーンデザイン〜日本におけるアートフェスティバルの特徴と展開
第17章　映画祭を活用したアートゾーンデザイン〜地方文化運動としての映画祭
第18章　アニメイベントによるアートゾーンデザイン〜地域に現出するアニメの舞台
第5部　考察編
第19章　アートの観光客に及ぼす影響
第20章　アートの住民に及ぼす影響

著者の情報

■原田　保　神奈川県出身。1971年に早稲田大学政治経済学部卒業後、西武百貨店に入社。1980年に米国シアーズローバック研修出向。1990年に西武百貨店取締役として企画室長、情報システム部長、業革推進担当を歴任。香川大学経済学部経営システム学科(経営戦略論等)・大学院経済学研究科教授、2003年より多摩大学経営情報学部・大学院経営情報学研究科・ルネッサンスセンター教授を経て、2010年より、ハリウッド大学院大学特任教授、文化学園大学特任教授。　主な著著に『デジタル流通戦略』『ソシオビジネス革命』(ともに同友館)など。
■板倉宏昭　東京大学大学院先端学際工学専攻博士課程修了。マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院修了。香川大学大学院地域マネジメント研究科(香川大学ビジネススクール)教授、同研究科長。日本IBM勤務、マサチューセッツ工科大学(MIT)経営大学院客員研究員、東京大学先端研客員研究員、浙江工商大学客員教授などを歴任。主な著書に『ネットワークが生み出す地域力』(白桃書房)、『経営学講義』(勁草書房)など。