本書において各章は、変化が激しく成熟化する市場環境の中で、商品・サービスへのニーズが潜在化・不透明化し、個々人が抱く普遍的価値観は不確かで揺らぎつつあることを背景に、“魅力的なるものを創り出す基盤(方法論や政策)として何が必要かを考える”という姿勢に立脚して執筆された。学術的な研究書としてではなく、一線で活躍している実務家、研究者を執筆者に選定し、より自由で柔軟な着想を重んじて、ビジネスパーソンを読者対象とした内容となっている。
第1章 魅力創造マーケティングのための試論(上原聡) 第2章 地域ブランドとマーケティング(櫻井光行) 第3章 地域や社会の魅力を創り出す市民セクター(松元一明) 第4章 地域の魅力を支える地方公共団体の展望(市崎良和) 第5章 デザインにより魅力を創り出す方法論(小川亮)
上原聡:1967年神奈川県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業、慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了、専修大学大学院商学研究科博士課程修了。博士(商学)。日本交通公社(JTB)を経て、学校法人慶應義塾で長年にわたり大学行政のマネジメントに従事。非営利組織における経営戦略の立案を数多く手がける。現在、嘉悦大学大学院ビジネス創造研究科教授。 櫻井光行:1960年千葉県出身。慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了。株式会社博報堂のマーケティング局を経て、株式会社ビジネス・デザイン・アソシエイツを設立、現在同社代表取締役。 松元一明:1968年東京都生まれ。法政大学大学院人間社会研究科博士後期課程修了。博士(学術)。現在、高崎商科大学商学部准教授。法政大学現代福祉学部、立教大学社会学部兼任講師。 市崎良和:1990年慶應義塾大学商学部卒業。信託銀行、大学職員を経て、大手国内証券会社に勤務。 小川亮:1994年、慶應義塾大学環境情報学部卒業後、キッコーマンに入社。同社退社後、慶應ビジネススクールにてMBA取得。現在、株式会社プラグ代表取締役社長。
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