人口減少していくなかで、労働生産性の向上が日本の経済の大きな課題となっている。一般的に、大企業に比べてスケールメリットを享受しにくい小企業の生産性は劣り、特にサービス産業において低いといわれている。そこで本書は高付加価値を生み出すことで労働生産性を高め、サービス産業界で存在感を発揮している小企業に焦点を当て、その秘訣を探る。
第I部 総論「どのようなサービスが高付加価値を生み出すのか」 第1章 はじめに 第2章 データでみるサービス産業 第3章 サービス産業の生産性が低い理由 第4章 高付加価値を生み出す三つの視点 第5章 高付加価値を生み出すサービスが完成するまで 第6章 まとめ 第II部 事例編
民間金融機関の取り組みを補完し、事業に取り組む方々等を支援する政策金融機関の研究部門。経営者や家族だけで稼働する生業的な企業から株式上場を目前にしたハイテクベンチャー企業まで、さまざまな中小企業を研究対象とし、アンケート調査やヒアリング調査など多くの中小企業をお客さまとする日本公庫ならではのフィールドワークを基礎に、専門性・独自性・先進性に富む研究活動を展開している。
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