本書は、技術や顧客ニーズや競争環境の変化が増大する中で持続的競争力を発揮してきた中小製造業の要因が、コア技術を核にした経営、すなわち技術経営にあると捉える。アンケート資料やヒアリング資料の分析・考察を行い、そこから導きだされた長期的と短期的の技術進化やコア技術を市場に繋げるための具体的な方策の提示により、中小製造業の経営力の向上に資することを目的としたもの。
第1章 時系列の環境変化と競争要因としての技術の重要性の変遷 第2章 中小製造業の成長における「大きな技術変化」の重要性 第3章 長期的な視点に基づく「技術戦略」の重要性とあり方 第4章 日常の「技術マネジメント」の重要性とあり方 第5章 コア技術を核とした市場開拓 第6章 モジュラー(組み合わせ)型産業における中小製造業のあり方 第7章 インテグラル(擦り合わせ)型産業における中小製造業のあり方
1983年早稲田大学政治経済学部経済学科卒。独立行政法人中小企業基盤整備機構に勤務ののち、2015年千葉商科大学商経学部准教授。2016年より千葉商科大学経済研究所副所長。
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