本書の前半部分は、梅岩の生い立ち、学問的基礎、商人の意義、石門心学の歴史的な経緯、内容などをわかりやすく解説している。またCSR経営の点で現在も注目を集める二宮尊徳や稲盛和夫、ピーター・ドラッカーとの関連から、梅岩の考えを改めて認識する。 後半部分は梅岩の学問体系からCSRやSDGsなどの現在の経営課題との関連性を考察する。そして、顧客、従業員、社会貢献、クライシスコミュニケーションの側面から、梅岩の教えについて、企業の具体的な事例に結びつけて考えていく。
I 石田梅岩という人と、その教え、石門心学 第1章 石田梅岩の生い立ちと石門心学 第2章 石田梅岩の学問的基礎 第3章 石田梅岩と賤商思想 第4章 石田梅岩と近江商人 第5章 石田梅岩と二宮尊徳 第6章 石田梅岩の「商人の道」と稲盛和夫の「経営の心」 第7章 石田梅岩とピーター・ドラッカー II 石門心学と現代経営 第8章 石門心学とサステナブル経営 第9章 石門心学とSDGs経営 第10章 石門心学と顧客満足 第11章 石門心学とダイバーシティ経営 第12章 石門心学と社会貢献 第13章 『都鄙問答』に学ぶ企業危機とコミュニケーション
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