日本経済において人手不足が続いている。賃金や知名度も低く採用力が弱い小企業にとっては死活問題である。そんななかすべての小企業が人材の確保に苦労し、その結果として業績が上がらないというわけではない。人材の採用・育成・定着に成功している小企業に対して、事例調査を行ったもの。そこには大企業ではなかなか満たされない就業ニーズをかなえてくれる存在であることが確認される。
第I部 総論 多様な働き方の受け皿となる小企業群 第1章 小企業における人材活用の問題 第2章 小企業が生み出す雇用の多様性 第3章 働き方は経営者の意向を映す鏡 第4章 実現に向けた多様なアプローチ 第5章 取り組みを通じて得られる成果 第6章 小企業と多様な働き方との関係 第7章 多様な働き方は目的達成の手段 第II部 事例編 第III部 データ編 企業規模別にみた就業者の仕事への満足度 第1章 女性や高齢者を雇用する小企業 第2章 満足度に関する先行研究 第3章 就業者や仕事の状況 第4章 満足や不満をもたらす要因 第5章 就業先としての小企業の評価
民間金融機関の取り組みを補完し、事業に取り組む方々等を支援する政策金融機関の研究部門。経営者や家族だけで稼働する生業的な企業から株式上場を目前にしたハイテクベンチャー企業まで、さまざまな中小企業を研究対象とし、アンケート調査やヒアリング調査など多くの中小企業をお客さまとする日本公庫ならではのフィールドワークを基礎に、専門性・独自性・先進性に富む研究活動を展開している。
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