4月に施行された働き方改革法案に合わせて、企業の生産性を高め、利益を創出できる企業体質へと変革していくことが大切である。しかしながら、中小企業の現場を訪問すると、生産性向上の必要性を感じながらも、何から取り組めば効果があるのかわからない企業が多い。 そこで本書は現場を指導する中小企業診断士の方に向けて、問題発見及び解決方法について、理論とコンサルティング事例を踏まえながら、解説したもの。
第1部 生産性向上に向けての戦略的経営 第1章 中小企業の戦略的課題 第2章 戦略的経営の実現のステップ 第2部 生産性を向上させるコンサルティング事例 第1章 製造業(消費財) 第2章 製造業(生産財) 第3章 流通業(商社・卸売) 第4章 流通業(小売) 第5章 物流業(物流) 第6章 サービス業(ホテル・旅館) 第7章 サービス業(飲食店) 第8章 サービス業(アミューズメント施設) 第9章 IT導入のポイント 第3部 生産性向上のための支援策(政策) 第1章 中小企業等経営強化法・経営革新支援法 第2章 革新的モノづくり・商業・サービス開発支援補助金 第3章 小規模事業者持続化補助金 第4章 サービス等生産性向上IT導入支援事業(IT導入補助金) 第5章 戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン)
●福田尚好…大阪市立大学大学院経営学研究科前期課程修了、日本ビクター株式会社を経て、株式会社プラクティカルマネジメント代表取締役。中小企業診断士。一般社団法人中小企業診断協会相談役、一般社団法人大阪中小企業診断協会主席相談役、一般社団法人大阪中小企業診断士会顧問。大阪経済大学大学院客員教授。著書に『商業・まちづくりネットワーク』(共著、ミネルヴァ書房)、『コンサルティングの基礎』(共著、同友館)、『コンサルティングの作法』(共著、同友館)、『なぜあの会社の女性はイキイキ働いているのか』(共著、同友館)。旭日中授章受賞(2017年)。 ●太田一樹…大阪経済大学経営学部教授。博士(経営学)、中小企業診断士、日本中小企業学会常任理事、日本経営診断学会理事。神戸大学大学院経営学研究科修了。大阪府立産業能率研究所・研究員などを経て現職。著書に『中小企業研究序説』(共著、同友館)、『1からのグローバル・マーケティング』(共編著、碩学舎)、『コンサルティングの作法』(共編著、同友館)、『コンサルティングの基礎』(共編著、同友館)、『増補版・現代中小企業論』(共著、同友館)、『ベンチャー・中小企業の市場創造戦略』(ミネルヴァ書房、中小企業研究奨励賞・経営部門本賞)など。
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