AI という言葉を聞かない日がないくらい、新聞やテレビでAI の話題が毎日流れています。AI はartificial intelligence の略で「人工知能」と訳される事は多くの方がご存知でしょう。 そして、AI 家電に代表されるように私たちの生活にも、既に入り込んでいます。 一方ビジネスに目を向けると、大企業では業種に関わらずAI の導入・活用が既に進んでいます。 しかし、中小企業では、一部の先進的な企業を除き、AI 導入・活用が進んでいません。その理由として、AI でできる事が分からない、費用が高くつきそう、自社での活用法が分からないなどが挙げられます。 また、中小企業向けのAI システムを開発する、IT ベンダーが少ない事も原因の1つです。 そこで本書では、中小企業がAIシステムを導入・活用するために必要な知識、AIの活用事例、導入方法、ベンダー動向、中小企業におけるAI活用の課題と取組み方などについて解説します。
第1章 AIで変わる中小企業 AIが注目されるワケ/中小企業におけるAI導入課題/AI導入・活用の進め方/AI導入における4つの領域と中小企業 第2章 AIでできることを知る こんなことがAIでできる/既存のAIクラウドサービスを使う/プログラムによるAIの作り方/機械学習ライブラリの利用法 第3章 中小企業のAI活用事例 (AIを活用している企業の事例 6 事例) 第4章 AIの基礎知識 AI技術の沿革(歴史)/従来のシステムとの違い/機械学習とは/ディープラーニングとは 第5章 AIシステム導入プロセス AI企画の作成/概念実証(PoC)の必要性と内容/AIシステムの開発/AIシステムの運用と精度向上/業務改善の実行/AIベンダーの現状と動向 第6章 AI時代の中小企業の取組み 中小企業の優位性/AI時代の経営者の役割/AI人材育成と外部リソース活用
有限会社ダイコンサルティング 代表取締役。 一般社団法人京都府中小企業診断協会 副会長。 兵庫県立大学大学院 経営研究科 MBA 社会人コース 非常勤講師(経営情報システム論)。 昭和36年京都生まれ、京都市在住。 国立舞鶴工業高等専門学校電気工学科卒業、ソード株式会社でパソコン開発に従事、NEC 系ソフト開発会社で主に生産管理システムの開発に従事、1999年IT 経営コンサルタントとして独立、有限会社ダイコンサルティングの代表取締役に就任、現在に至る。 独立後20年間、主に中堅・中小企業のIT 経営(IT を活用した経営・業務改革)コンサルティングに従事。中小企業IT経営力大賞や攻めのIT 経営中小企業百選(共に経済産業省主催)で指導企業が最優秀賞・優秀賞を受賞するなど、IT経営コンサルティングでは全国でも屈指。また、ITや経営関連の書籍も15冊以上執筆、さらに年間50回以上全国でセミナー・研修会や講演を行っている。
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