大災害は非日常ではない。 世界規模での感染症拡大の真っ最中に、他の自然災害が同時発生したら―? 働く人々が生き残ればなんとかなる。再始動できる。ひとりも死んではいけない。 経営者・管理責任者・ISO審査員は必読の「防災・減災」読本。
はじめに 序 章 気候変動適応法という法律はご存じ? 第1章 災害でどれだけの組織が倒産したか 第2章 ISOマネジメントシステムの弱点と認証特別措置 2-1 それぞれの規格にみる緊急事態に関する要求事項 2-2 規格は所詮、縦割れでつくられている 2-3 規格が要求する「リスクおよび機会」に自然災害を取り上げている企業は少ない 2-4 ISO9001やISO14001認証取得していた優良企業も倒産している 2-5 認証継続のための特別措置について 第3章 審査現場でよく見られる事象 3-1 本気になっていない緊急事態の”特定” 3-2 本気になっていない緊急事態の”準備” 3-3 本気になっていない緊急事態の”訓練” 第4章 自然災害の種類と昨今の大災害、今後の発生可能性 4-1 自然災害の種類 4-2 甚大な被害をもたらした主な自然災害 4-3 甚大な被害をもたらす大災害の発生可能性 第5章 防災士としておススメする学習と訓練 5-1 防災士とは 5-2 自分が生き残ることを忘れるな 5-3 自分家の中で死ぬな 5-4 まず自助、そして共助!公助は期待するな 5-5 心肺蘇生とAED 5-6 机上訓練と実働訓練 5-7 法令知識の入手、活用 第6章 防災介助士としておススメする学習と訓練 6-1 防災介助士とは 6-2 高齢者、障がい者の被災状況と支援の必要性 6-3 お勧めしたい学習、訓練 第7章 防災・減災、事業継続に関するマネジメントシステム 7-1 社会セキュリティファミリー規格 7-2 インシデント・コマンド・システム 7-3 レジリエンス認証制度 7-4 企業の防災、復活力への投資が企業価値となる時代 7-5 防災マネジメントシステム構築のすすめ 第8章 お役立ち情報 8-1 まず、何から手を付けるか 8-2 どのような内部監査、外部審査が期待されるか 8-3 企業、自治体向け防災・減災、事業継続関連の損害保険 8-4 日本政策投資銀行による「BCM格付融資制度」 8-5 感染症対策 さいごに
お詫びと訂正"(2020-09-11)" 『企業防災とマネジメントシステム』に下記の誤りがありました。 お詫びして訂正致します。 「はじめに」(viiiページ)において、猪刈正利先生のお名前に誤りがございました。 (誤) 成蹊大学の猪狩正利先生 (正) 成蹊大学の猪刈正利先生
1957年 神奈川県生まれ 1977年 小田急ホテルチェーン 1983年 平安閣グループ 1992年 (有)ソフトウェーブジャパンを設立。ホテルコンサルタント、ホテル学校講師、コンビニエンスストア経営を手掛ける。 2005年 (一財)日本科学技術連盟ISO審査登録センター 品質審査室勤務 2007年 同 品質審査室長 2010年 同 品質・環境審査室長 2013年 同 審査室統括次長 現在 同 特別嘱託 品質管理学会正会員、日本危機管理防災学会会員、品質(JRCA)環境(JRCA)労働安全衛生(JUSE)道路交通安全(JUSE)各主任審査員、運行管理者、日本防災士会所属防災士、防災介助士、審査実績多数。 著書に『経営につなげるISO活動の極意』(2011年日科技連出版社)、『ISO39001道路交通安全マネジメントシステムの背景と規格解説』(2013年共著日科技連出版社)、『2015年版ISO9001/14001対応 経営目的を達成するためのISOマネジメントシステム活用法』(2016年共著日科技連出版社)がある。
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