本企画は、同志社大学中小企業マネジメント研究センターの調査に基づき、新型コロナウイルス感染症と中小企業をめぐる諸点について、それぞれの専門領域の観点から独自に分析。同志社大学中小企業マネジメント研究センターの研究員が日本全国各地の大学・研究機関に所属するという利点を活かし、新型コロナウイルス感染症が中小企業経営に与えたさまざまな影響や、その影響にともなう中小企業家の経営実践などを解明を試みる。経営学領域では、新型コロナウイルス感染症をめぐって類書があるが、中小企業・中小企業経営に特化したものは他に存在していないため、本書が多面的分析を試みた唯一かつ最初の書籍。
序章 日本における新型コロナウイルス感染症と中小企業 第1章 新型コロナウイルス感染症と中小企業経営 第2章 新型コロナウイルス感染症が中小企業に与えた影響分析 第3章 コロナ禍における産業の構造的問題と中小企業の戦略的対応 第4章 新型コロナウイルス感染症が農業経営に与えた影響 第5章 危機を乗り越えようとする中小企業の企業家活動プロセス 第6章 危機状況下における企業家的機会の認知と中小企業の新事業創出 第7章 危機下における中小企業・小規模事業者の動向と企業家の役割について 第8章 危機の発生初期における長寿企業の対応と特徴 第9章 新型コロナウイルス感染症と中小老舗企業 第10章 危機を乗り越えようとする中小製造企業の持続可能な経営 第11章 なぜコロナ禍で中小企業経営者は従業員を解雇しなかったのか 第12章 中小企業間の連携で苦境に活路を見い出す
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